社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス(JMA) 理事長  鄭義弘 氏
連載地域医療連携と機能分化で地域内完結型の医療・福祉の実現を目指す社会医療法人

#06 神奈川県央地域における地域医療のモデルケースを作りたい。

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社会医療法人ジャパンメディカルアライアンスの歴史は、今を遡ること40年前に「救急こそが医療の原点である」という信念のもと、志を共にした日本医大卒業の若き4人の医師が6年の準備期間を置き、昭和48年に、病床数50の病院として埼玉県北葛飾郡杉戸町に医療法人仁愛会東埼玉総合病院を開院したことに始まる。 その10年後、昭和58年9月には神奈川県海老名市に海老名総合病院を開院し、平成15年に医療法人仁愛会から医療法人社団ジャパンメディカルアライアンスに名称変更した。  平成21年には複数の都道府県にまたがる法人としては全国初の厚生労働大臣認定の社会医療法人に移行し現在に至る。 (『ドクタージャーナル Vol.10』より 取材・構成:絹川康夫, 写真:安田知樹, デザイン:坂本諒)

地域の中で完結できる医療・福祉環境を作る

鄭氏:この34万人を有する県央地域において、当法人が中心となって地域と連携しながら、海老名、綾瀬、座間3市の救急患者さんの受け入れ態勢を確立してゆく。

地域の高齢化率も確実に高くなっていきますので、その後のケアも含めて可能な限り県央3市の中で完結できる医療・福祉環境を作っていきたいというのが、私どもの目指すべき方向と考えています。地域に貢献する医療・福祉環境の整備を目指すということでは埼玉や下田でも同じことが言えます。

地域医療にとって重要なこととは、住民の方にとって医療からその後の介護や福祉まで全てがその地域の中で完結できるという、地域全体がそのまま一つの医療機関であることだと思います。

さながら道路は病院の廊下で、地域のクリニックが外来、入院ベットが病院、そこに介護が入ることで本来の地域包括ケアシステムと言えるのではないでしょうか。

地域のかかりつけ医の先生方には、今後ますますその役割を担って頂きたいと思っています。そのためには、我々からの情報発信もさらに強めていかなければならないと感じています。そのような取り組みでこの県央地域を地域医療のモデルケースにしたいと思っています。

多様な経験が積めて、長く働く事ができる。

鄭氏:医師にとって今までは、自分が何をしたいか、何ができるかでよかった。しかしこれからの医師は、地域や現場で医師としての自分に何が求められているのか、何をしなければならないのか、を考える事が重要です。

若い医師の皆さんにはそれを前提にして自分の立ち位置やキャリアプランを考えて欲しい。さらに言えば、これから高齢化社会が急速に進んでいきます。お年寄りを好きでない人は臨床医としてはやっていけません。このことは医学生も含めた若いドクターに特に訴えたいことです。

我々が目指しているのは地域で必要とされる医療と住民の後方支援となる福祉を提供することです。急性期もあり、一般急性期もあり療養もあり、介護もあり、地域も神奈川、埼玉、静岡県下田と、働く選択肢が非常に多い医療法人なので、長く働くことができます。

医師としてのキャリアビジョンを考えた時、いろいろな医療を経験でき、いろいろな場所での医療を経験できることが一般の病院勤務と違う、当法人の強みでもあり特徴です。ですからより多くの方に当法人で同じ目標を持った仲間として働いて頂きたいと願っています。

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この記事の著者/編集者

鄭義弘
鄭義弘 社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス(JMA) 理事長 

医療法人社団ジャパンメディカルアライアンス理事長、医師(消化器内科)。昭和61年東海大学医学部卒、東海大学医学部付属病院臨床研修医、平成8年医療法人社団ジャパンメディカルアライアンス(旧 仁愛会)海老名総合病院内科、平成10年海老名総合病院内視鏡室科長、その後同病院消化器内科科長、内視鏡センター長等を経て、平成16年医療法人社団ジャパンメディカルアライアンス理事、平成21年社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス副本部長、平成23年理事長就任。

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