#01 樋口直美氏「認知症を病名のように使うことが、誤解と偏見を助長していると私は思います。」 2020.08.03 樋口直美 氏 樋口直美1962年生まれ。30代後半から幻視を見た。41歳でうつ病と誤診される。薬物治療で重い副作用が生じたが、約6年間誤治療を続けた。2012年、幻視を自覚し検査を受けたが、診断されなかった。2013年、症状から若年性レビー小体型認知症と…
#02 樋口直美氏「悲しみ、悔しさ、孤独、不安、絶望を、認知症の本人になって初めて知りました。」 2020.08.05 樋口直美 氏 私は幻視を精神症状ともBPSDとも思いません。 幻視は、本物にしか見えません。透けてもぼやけてもいませんから、消えない限り、本物との区別はつきません。私の場合は、意識も思考力も精神状態もまったく正常な時に不意に現れました。 誰でも目の前に不…