山口晴保

患者さんや家族のQOLを高めることが認知症の実践医療

病理学研究、神経内科医、リハビリテーション医と特異な経歴を有し、30年以上にわたる認知症医療で、多くの臨床経験を積んできた認知症専門医で群馬大学名誉教授の山口晴保氏は、特に認知症医療の薬物療法における医師のエビデンス信奉に警鐘を鳴らす。

新著の「紙とペンでできる認知症診療術 - 笑顔の生活を支えよう」では、目の前の患者・家族の困難に立ち向かう認知症の実践医療を解説し、あらゆる分野の医師に認知症の診断術を理解・習得して欲しいと訴える。

#01 山口晴保氏:認知症を脳病変、症状、生活の三つの視点で捉え、群馬県の地域の医療連携に取り組む。

2020.08.21

#02 山口晴保氏 が提唱する「脳活性化リハビリテーションの5原則」とは

2020.08.24

#03 認知症の臨床現場では、エビデンス通りの画一的な治療が多いように思われます。

2020.08.26

#04 認知症の診療では、患者さんや家族のQOLを高めるための対症療法が大切です。

2020.08.28

#05 キツネ・ハト模倣テストをはじめとした『認知症らしさ』を見つけるための7つの認知テスト

2020.08.31

#06 いままでの長寿礼賛から、これからは豊かに生きることへの価値観の転換が必要

2020.09.02

アカウント登録

最新記事・ニュース

more

遺伝子専門医でもある熊川先生は、難聴のリスク遺伝子を特定する研究にも携わられてきました。信州大学との共同研究を経て、現在では高い精度で予後を推定できるようになっています。 将来を見据えたライフスタイルの設計のために。本連載最終記事となる今回は熊川先生の経緯や過去の症例を伺いながら、難聴の遺伝子検査について取り上げます。