#01 大都市圏での神経内科の在宅医療環境の充実が大きな課題だと思っていました。 2019.12.27 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 ― 神経内科・脳神経外科疾病を専門とする在宅医療クリニックは珍しいと思います。石垣院長はどのような経緯でこの道に進まれ、今に至っておられるのでしょうか。― 恩師、楢林博太郎教授との出会い 高校生の頃に、大脳生理学者の時実利彦先生が書かれた脳…
#02 リハビリテーションの真髄は在宅にあります。 2020.01.06 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 自宅にいる神経疾患の患者の多さに驚く 開院後の、クリニックがまだ認知されていない頃は、神経内科という特殊な診療科で、しかも在宅専門ということで、なかなか患者さんが集まらず苦労もしました。 その後、口コミで少しずつ広がったり、多くの取材を受け…
#03 革命的なICF(国際生活機能分類)の考え方 2020.01.08 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 ICF(国際生活機能分類)の考え方とは。 ― リハビリテーションに関連したテーマとして、最近では、個人の障害に対する考え方や捉え方が大きく変わってきていると伺いました。どのようなことなのでしょうか。― WHO(世界保健機関)が定めている障害…
#04 その人の尊厳を尊重しながら、治療は家で行う。病気は家で治す 2020.01.10 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 佐藤智先生から薫陶を受け在宅医療に進む ― 佐藤智先生との出会いが、在宅医療をライフワークとして取り組むきっかけとなった、と伺いました。― 在宅医療の第一人者だった佐藤智先生と初めてお会いしたのは、1994年に佐藤智先生が「在宅医学を確立し…
#05 医師として多くのことを在宅医療から学びました 2020.01.13 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 家は治療における最大のアドバンテージ 自宅には患者さんのそれまで生きてきた歴史があります。患者さんの環境にとって、それまで暮らしてきた自宅に勝るものはないと思います。 たとえ自宅でなくても十分に配慮がされた環境の中で、その人がその人らしく生…
#06 患者さんをずっと在宅で抱え込むことが在宅医療ではありません。 2020.01.15 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 治せない病気に立ち向かうという事 現状では、治せない病気があるのも事実です。例えばALSの患者さんでは、平均で3年半の経過の中で自然に亡くなられることが多い。 その3年半を、少しでも苦しみが無いようにして、本人が望むことができるためのサポー…
#07 学生の時に在宅医療に触れることはとても大切なことだと思います。 2020.01.17 石垣泰則 氏 コーラルクリニック 院長 御茶ノ水ドクターズネットワーク ― それぞれ専門性を持った在宅医療クリニックの地域連携が、御茶ノ水ドクターズネットワークの特徴と伺っています。― 御茶ノ水ドクターズネットワークとは、専門性がそれぞれ違うところが連携することで患者さんの療養に…