お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック 院長  銅冶英雄 氏
連載「患者自身の自立」を促す運動療法で 「機能リハビリ」に力を入れる整形外科医

#01 〝医師に依存する治療〟から〝患者自身が参加する治療〟へ

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「患者に貢献し、その結果、社会にも貢献する。(※例えば、体の痛みにより就業が難しい状態の患者を根本治療する事により、職場復帰を助ける事=患者に貢献する。その結果、会社も助かる=社会に貢献する)」 そんな信念の下、院長として『医療法人社団色空会 お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック』を運営する銅冶英雄医師。 整形外科専門医・リハビリテーション専門医として、つねに「患者様にとって本当の意味で役に立つ医療とは何なのか?」を自問自答しているという同医師に、機能リハビリテーションクリニックの経営について聞いてみた。 (『ドクタージャーナル Vol.4』より 取材・構成:絹川康夫、写真:安田知樹、デザイン:坂本諒)

疾患の根本治療に役立つ医療を実践したい

銅冶院長の『お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック』は、御茶ノ水駅から徒歩3分、ニコライ堂に隣接したビルで開院している。

この場所はアクセスには便利だが、その分都心部で家賃も高く、特に御茶ノ水駅の周辺には大学病院やクリニックが乱立しているという、見方によっては経営環境が最も厳しいともいえる立地だ。

銅冶院長:「場所には、あまりこだわりはありませんでした。ただ、遠方からいらしてくれる患者様も想定しておりましたので、『アクセスがしやすく、わかりやすい場所』ということでこの場所に開院しました。」と銅冶院長は語る。

周囲に病院施設が多いことに関しても「正直、あまり考えたことはありません。病院や医師には、それぞれの考え方・やり方がありますから、自分は自分が考える最良の医療を患者様に提供するだけだと思っています。」

同クリニックが開業したのは2010年。開業以来、着実に患者数が増えてきているという。そこで、現在、銅冶院長が、どのような方針の下、同クリニックを運営しているのかを聞いてみた。

銅冶院長:「私は、これまでの医師としての経験の中で、『患者様にとって、本当の意味での役立つ医療とは何なのか?』ということを、いつも自分自身に問いただしてきました。

その結果、『患者様が治療を医師に委ねてしまう〝依存〟は、疾患の再発や慢性化、さらには悪化につながる』のではないかという結論に行き着きました。

そこで、『患者様に積極的に治療に〝参加〟していただくお手伝いをさせてもらう』ことにより、疾患の根本治療に役立つ医療の実践を目的として、当クリニックを設立しました。」

ロゴマークに込めた思い

銅冶院長が、運動療法を通じて同医師に賛同した8名の理学療法士とともに開院した『お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック』。

現在使われている同クリニックのロゴマークは、開院の約一年前に、銅冶医師を中心に集まったその仲間とともに合宿を行い作成された。
このロゴマークには

  1. 腰椎伸展運動:運動療法の象徴でもあるこの運動を行っている姿に、ピンクのハートは愛情を込めたオーバープレッシャーを意味する。
  2. 深型靴:米国足装具学の基本である『インソール』を入れることができる十分な深さをもった靴で、ハートは靴紐を表す。
  3. 日本列島:日本の中では小さな存在でも、何かしら社会の役に立つ仕事をしていこうという趣旨が込められ、ハートの先端は同クリニックの所在地である東京を指す。

という3つの意味が込められているという。

(続く)

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この記事の著者/編集者

銅冶英雄
銅冶英雄 お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック 院長 

医師、医学博士、米国公認足装具士、日本整形外科学会専門医、日本リハビリテーション医学会専門医、日本リウマチ学会専門医。1994年日本医科大学卒業、千葉大学附属病院・成田赤十字病院・千葉リハビリテーションセンターなどで臨床研修、2001年米国ウイスコンシン医科大学留学、2005年国際腰椎学会学会賞受賞、2006年医学博士、2007年王立パース病院ベッドブルック脊椎ユニット留学、 2008年医療具で特許取得、2010年お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニックを開院。同クリニック院長。

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