連載業界主要プレイヤーがリレー形式で語る電子カルテの本当の選び方

#03 医師からの要望に耳を傾け、「選ばれるカルテ」へ

<本連載について>
多くの先生方が1日の中で最も長い時間触れられるクリニックにある機器といえば「電子カルテ」ではないでしょうか。現在はありとあらゆる種類の電子カルテが登場しています。 一方、選択肢が多くなったことで電子カルテ選びが複雑になったことも事実かと思いま す。 本連載では「これから電子カルテの導入を考えている先生」や「すでに電子カルテを使われている先生」あるいは「先生に代わって電子カルテの入力をされているクラークさん」に 向けて、電子カルテメーカーを取り扱っている各社からそれぞれの会社の特長、思いなどを リレー形式でご提供致します。(PHCメディコム株式会社 小川誠一郎)

この記事について

「PRODUCT  FIRST」を掲げユーザーを第一に考えたプロダクト開発を続けている株式会社Donutsの五十嵐崇さんから、電子カルテブランド『CLIUS』の特長を伺いました。(ドクタージャーナルオンライン編集部)

医師からの要望に耳を傾け、「選ばれるカルテ」へ

-御社の強みを教えてください。-

当社はITを主軸としたサービス提供を行っています。

例えば、累計10万社の導入実績があるバックオフィス支援システム「ジョブカン」のほか、動画配信&コミュニティアプリの「ミクチャ」、「単車の虎」といったゲームなど幅広いジャンルを自社開発しています。これらのサービスを、日々、ユーザーの使いやすさを意識しながら改善・進化させる点は大きな強みです。

当社が運営するカルテについても、営業だけでなくサポートのメンバーや開発者が、ユーザーのみなさまからいただいた意見をもとに、改善の必要性、開発のフローを検討してより良くなっています。

このような姿勢から「Donutsのカルテは、打てば響く」との声もいただくようになりました。

-ターゲットとなるクリニックを教えてください。-

クリニックの運営面で何かしらの課題を抱えているクリニックさんであれば、お役に立てると思っています。

例えば、資料の受け渡し・共有、患者さんの呼び出しなど、スタッフの動きが多く、患者さんの案内が遅れてしまうようなクリニック、あるいは、今後省スペースでの運営を考えているクリニックなどでしょうか。

また、当社のカルテはMac、Windowsどちらも自由に組み合わせて使えます。先生の診察室はMac、受付はWindows、持ち運び用にはiPad…といったように、使う人の好みに合わせて使っていただけます。

外来だけでなく在宅医療(訪問診療)も行う先生のなかには、ノートPC一台で診療されている方もいらっしゃいます。

そのため、ITを使ってクリニックの環境を快適にしたい方、ITの良さを、今ある診療スタイルに組み込んで、業務を劇的に改善させたい先生のお力にもなれると思います。

ターゲットとなる診療科も絞り込んでおりませんので、医科のジャンルであればどのような先生にもご検討いただけるサービスです。

Donutsのカルテを導入する際に、医師にはどの程度の作業負担がありますか。-

当社はクラウド型で簡潔に作っておりますので、先生が行われる作業内容は基本的にライトだと思っています。

ただ、全て当社でセットアップ等を実施するというよりも、事前にクリニックのみなさまに準備していただきたいところ、当社で設定する部分などをすり合わせて実施してきました。導入日には、先生やスタッフさんと協力しながら、導入後の運用がスムーズになるよう作業しています。

このように「協力する」という姿勢でクリニックのみなさまと導入できている分、比較的リーズナブルに製品を導入いただいていると思います。

-逆に、あまりDonutsのカルテをおすすめできないケースもあるのでしょうか。-

診療科目でいうならば、対象外はありません。ただ、「自院に合わせて、カルテを細かくカスタマイズしたい」「社内の既存システムとスムーズに連携させたい」といったご意見をお持ちの方、その部分を特に重視したい方であれば、当社のようなクラウド型に限らず、オンプレミス型も視野に含め、カルテを選定していただきたいです。

ただ、当社はクラウド型電子カルテの中でも連携数はトップクラスです。連携パートナー様をご提案して中間システムを活用することで、現場の効率化に貢献できる方法を日々考えています。

五十嵐崇
株式会社Donuts医療事業部ディレクター。薬局勤務から広告コンサルティング営業、モバイルコンテンツ配信のディレクション・事業責任者、PHR(Personal Health Record)事業の立ち上げ等を経験後、株式会社Donutsへ。医療事業部に所属し、ビジネスモデル・運営・開発内容検討等さまざまな役割を担当。クリニックとの商談、導入サポート、導入後の問い合わせ応対をはじめとする幅広いジャンルに携わっている。

改善をやめない。時代に合わせて進化するカルテ

-御社の電子カルテ開発への姿勢を教えてください。-

当社は、サービスをリリースした時点で完成だとは思っていません。

クリニックへの訪問による情報収集、医師からのヒアリング内容をもとにサービスを最適な状態でリリースしてはおりますが、リリース後の時代の流れに合わせて進化すべきだという共通認識があります。

Donutsのカルテは今も、クリニックのみなさまからフィードバックをもらい、ひたすら改善していく形式をとっています。

そのおかげか、例えば1年前の当社のサービスと比較して「ガラッと変わったね」「ここまで要望に耳を傾けてくれるカルテはないのでは?」などと先生方から言っていただくこともありますね。

時代の変化を積極的に受け入れられる先生であれば、このような姿勢を特に気に入っていただけると思っています。

電子カルテの今後の展望はいかがでしょうか。-

当社は「PRODUCT  FIRST」というスローガンを掲げています。このスローガン通り、ユーザーを第一に考えたプロダクト開発を続けたことで、当社のカルテに注目していただく機会は年々確実に増えています。

これからも、時代や、カルテを使う方の環境・診療スタイルの変化に柔軟に対応し、使いやすさを追求していきたいと思っています。

このような考えに共感していただける先生方には、今後さらにDonutsのカルテがパワーアップする方法についてご意見を伺い、ともに進化していきたいですね。

株式会社Donutsの基本情報

この記事の著者/編集者

五十嵐崇 株式会社Donuts 医療事業部 ディレクター 

薬局勤務から広告コンサルティング営業、モバイルコンテンツ配信のディレクション・事業責任者、PHR(Personal Health Record)事業の立ち上げ等を経験後、株式会社Donutsへ。医療事業部に所属し、ビジネスモデル・運営・開発内容検討等さまざまな役割を担当。クリニックとの商談、導入サポート、導入後の問い合わせ応対をはじめとする幅広いジャンルに携わっている。

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多くの先生方が1日の中で最も長い時間触れられるクリニックにある機器といえば「電子カルテ」ではないでしょうか。現在はありとあらゆる種類の電子カルテが登場しています。 一方、選択肢が多くなったことで電子カルテ選びが複雑になったことも事実かと思います。 本連載では「これから電子カルテの導入を考えている先生」や「すでに電子カルテを使われている先生」あるいは「先生に代わって電子カルテの入力をされているクラークさん」に向けて、電子カルテメーカーを取り扱っている各社からそれぞれの会社の特長、思いなどをリレー形式でご提供致します。(PHCメディコム株式会社 小川誠一郎)

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