在宅ホスピス 山崎章郎

在宅のホスピス緩和ケアで、 安心して看取りができる地域づくりを目指す

著書の『病院で死ぬということ』は、日本におけるホスピス運動を語るうえでは欠かせない名著です。在宅医療に携わる医師の中には、この本から影響を受けたという医師も多くいます。

山崎章郎氏は、南極調査船の船医として乗船していた時に読んだ、キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』から大きな触発を受け、当時の病院で行われていた終末期医療に対し、死にゆく人に向けた本当のケアとは何かと疑問を持ちました。そして、当時は終末期がん患者にも例外なく行われていた蘇生術を止めることと、タブーとされていた癌の告知を行うことに踏み切ります。

「最期まで自分らしく生きることを可能にするのが緩和ケアです。」と語る山崎氏の、在宅ホスピス緩和ケアにたどり着くまでの軌跡と、氏が目指している「安心して看取りができる地域づくり」について語っていただきました。

ターニングポイントになったキューブラー・ロス『死ぬ瞬間』との出会い

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亡くなるまでの全プロセスに関わることが本来の「看取り」

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最期まで自分らしく生きることを可能にするのが緩和ケア

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