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核酸医薬って何?siRNAで切り拓く新たな治療法

- 2025年5月31日より順次公開 - いま、「遺伝子レベルで病気を治す」時代が、静かに現実になりつつあります。 従来の薬では届かなかった領域にまでアプローチできる“核酸医薬”は、これまで治療が難しかった病に、新たな希望の扉を開こうとしています。 なかでも、siRNA(エスアイアールエヌエー)と呼ばれる核酸医薬は、細胞の中でタンパク質が作られる際に使われる “ 設計図 ” に目をつけて、その途中のステップを止めてしまうという仕組みの薬剤です。現在は高コレステロール血症や遺伝性の希少疾患に対して用いられています。 本連載で取材するのは、東京科学大学 核酸・ペプチド創薬治療研究(TIDE)センターの程久美子先生。長年siRNAについて研究されている、核酸医薬研究の第一人者です。 この新たな治療法は、一体どのような優位性を秘めているのか、治療の未来はどう変わっていくのか。本記事では、核酸医薬の最前線と、その魅力に迫ります。 <東京科学大学 核酸・ペプチド創薬治療研究(TIDE)センター> ホームページ:https://www.tmd.ac.jp/tide/

3 記事

  1. 核酸医薬1
    #01 核酸医薬とは ーーsiRNAの基本原理と優位性
  2. 核酸医薬2
    #02 核酸医薬siRNAの正体ーーその働きと課題、次なる展望へ
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“その人らしく” 生きるためにーー光免疫療法という選択肢

― 2025年3月8日から順次公開 ― がんに対する新たな治療法として近年注目を集めているのが「光免疫療法」。 がん細胞に薬剤を結合させ、そこに特定波長のレーザー光を当てることで、がん細胞を選択的に破壊する仕組みです。 治療の選択肢がひとつ増えることで、患者一人ひとりが「その人らしく」生きられるようになってほしい そう語るのは、国立がん研究センター東病院の篠﨑剛先生。光免疫療法の臨床試験に初期から関わり、数多くの施術も行ってきた名医です。本連載の内容は、光免疫療法の特徴や今後の展望について。 光免疫療法は「魔法の治療」なのか、がん患者が「その人らしく」生きるとはどういうことなのか、篠﨑先生が思いの丈を打ち明けます。 また、本記事では、光免疫療法の中でも、臨床試験でその効果が証明されている「アルミノックス治療」を取り上げます。民間療法として行われている光免疫療法とは異なりますのでご注意ください。 アルミノックス治療の概要 https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html <国立がん研究センター東病院> ホームページ:https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html 所在地:〒277-8577 千葉県柏市柏の葉6-5-1 TEL:04-7133-1111(代表)

進化するがん医療と立ちはだかる制度の壁

― 2024年11月2日より順次公開 ― ここ十数年で医療の技術は飛躍的に進歩しました。 現在、がん治療は「個別化医療」の時代に突入しています。検査によって患者一人ひとりの病態を詳しく把握し、最適な治療法を選択することができるようになりました。その結果、がんの生存率は年々向上しています。 しかし日本では、医療制度ががん医療の障壁となっているのをご存知でしょうか。検査、治療ともに、医療制度が足かせとなって、患者が自身にとって最適な医療を適切なタイミング・価格で受けられない状態になってしまっているのです。 本連載で取材するのは、慶應義塾大学の西原広史先生。長年がんの病理医として活躍された名医で、すべてのがん患者に適した医療を行うにおいて障壁となっている日本の医療制度を改善すべく活動されています。本連載の内容は、日本の医療制度の問題点について。 現在の医療制度にはどのような問題があり、どう解決していくべきなのか、西原先生が語ります。 <慶應義塾大学 がんゲノム医療センター> ホームページ:https://genomics-unit.pro/

【がん免疫チェックポイント阻害剤】臨床医として挑むがん治療の革新

― 2024年9月7日より順次公開 ― がんに対してはさまざまな治療法があります。その中でもがんの三大治療「手術」「薬物療法」「放射線治療」とともに近年のがん治療を支えているのが「免疫療法」。これはがん細胞に直接攻撃する従来の治療法とは異なり、免疫力を活性化することでがん細胞を攻撃する治療法です。ノーベル賞にもなったこの治療法はがん医療のパラダイムを劇的に変え、今まで救うことのできなかった患者さんを救うことにも繋がっています。 本連載で取材するのは、国立がん研究センター東病院の葉清隆先生。免疫療法が眉唾物だと言われていた時代から、臨床医としてその治験に取り組んできた名医です。本連載の内容は、免疫療法のひとつである免疫チェックポイント阻害剤の優位性や課題、今後の展望について。 1人でも多くのがん患者を救うために臨床医として取り組むべきことは何なのか、葉先生が想いを打ち明けます。 <国立がん研究センター東病院> ホームページ:https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html 所在地:〒277-8577 千葉県柏市柏の葉6-5-1 TEL:04-7133-1111(代表)

【細胞診検体を用いたがん遺伝子検査MINtS】全ての患者さんを救うために

― 2024年5月18日より順次公開 ― がんは我々にとって身近な病気です。日本人の2人に1人は一生のうちにがんにかかり、4人に1人はがんで亡くなります。 なぜがんの治療が難しいのか?その答えの一つは、遺伝子的に見ると疾患の原因が人によって異なるという点にあります。あらゆる状態に対応するために、様々な治療法が患者さんに合わせて適切に行われています。 特に進行肺がんの患者さんによく行われる治療の一つが分子標的薬。その前段階で行われるのが、がん特有の分子を見つけ出すための遺伝子検査です。 本連載で取材するのは、自治医科大学の萩原弘一先生。顕微鏡などを使いながらも実際の目による判断が当たり前だった時期、遺伝子検査は意味をなさないと思われていた時期から、時代の先頭に立って遺伝子検査について開発研究をされてきた名医です。本連載の主な内容は、先進医療である細胞診検体の遺伝子検査の重要性や注意点、今後の展望について。 全ての患者さんを救うために何が行われているのか、遺伝子検査の歴史とともに萩原先生が語ります。 <自治医科大学 呼吸器内科学部門> ホームページ:https://www.jichi.ac.jp/usr/kokyu/index.html TEL:0285-58-7350

時代と共に進化する。高瀬氏の考える地域医療とは

東京都大田区に位置する「たかせクリニック」は、訪問診療を主力とする医療機関です。院長である髙瀬義昌氏は、臨床医学の実践経験や家族療法の経験を活かし、「高齢者が安心して暮らせる街づくり」に取り組んでいます。 高瀬氏の活動は、24時間在宅診療や医師会、地域ケア行政、日米医学医療交流、執筆、テレビ、マスコミでの啓発活動など、幅広い分野にわたります。 また、「認認介護」という言葉で、認知症の人が認知症の人を介護している現実を初めて訴えました。 在宅医療の役割は、高瀬氏によれば、在宅療養空間というシステムを安定させ、『システムスタビライザー』として機能することにあるとされています。 (記事内容は2021年に公開されたものです) ― 基本情報 ― 医療法人社団 至髙会 たかせクリニック 住所:〒146-0093 東京都大田区矢口1-5-1 KIPビル5F 電話番号:03-5732-2525

睡眠・呼吸器専門の第一線で活躍する専門医を擁し睡眠医療と在宅に取り組む

― 2024年3月21日から順次公開 ― 「睡眠は、いろいろな病気の根底に関係していて、決して軽視できない。」と、白濱氏は睡眠医療の重要性を訴えます。 しかし日本における睡眠医療は、専門医も少なく専門検査のできる医療機関も今だに少ないのが現状です。同クリニックは、在宅医療と睡眠医療に特化した検査と治療のできる専門クリニックとして2013年に新横浜駅に近接して開業しました。 最大の特徴は、最新の専門検査体制を整えた設備と、第一線で活躍する睡眠・呼吸器の専門医を揃えた診療体制です。同クリニックの運営モデルは、国内はもとより海外からも多くの関係者が視察に訪れています。 (記事内容は2020年取材日時点のものです) ― 基本情報 ー 医療法人RESM(東京・横浜) 住所:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-12-4F(JR新横浜駅) 電話番号:045-475-5155 診療内容:睡眠障害・呼吸器内科・内科・在宅診療

[がん治療の現状と課題]日本最大のがん治療センターから

― 2023年12月9日より順次公開 ― 日本人の死因として40年以上にわたって1位を占めている悪性新生物(がん)は、日本人の5人に一人が罹患することで知られる身近な病気です。筆者にも、がんで亡くなった親戚がいます。その背景には、4人に1人が高齢者である日本の超高齢化社会があります。 完全な根治が難しいがん治療に対応するため、個人個人の状況に合わせた治療を提供できるように複数の方法が開発されてきました。その一つである放射線治療は、外科手術と薬物療法に並んでがんの三大治療に数えられます。 本連載で取材するのは、国立がん研究センター東病院の秋元哲夫先生です。放射線治療が外科手術に並び立つとは思われていなかった頃から、放射線治療の専門医としてご活躍されてきた名医です。豊富な臨床経験をもとに、放射線治療の特徴や現場から感じる課題と展望をお話しいただきました。 <基本情報> サイト:https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html 所在地:〒277-8577 千葉県柏市柏の葉6-5-1 TEL:04-7133-1111(代表)

大学病院とは違う立ち位置でリウマチ・膠原病治療の発信基地を目指すクリニック

― 2024年1月25日より順次公開 ― リウマチや膠原病というと、少し前までは大学病院などの大規模病院でしか治療ができないと思われていた病気です。 そんな中、クリニックという立場で関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・全身性硬化症や皮膚筋炎など、リウマチ・膠原病の治療を専門として、大学病院など高度医療機関と肩を並べる最先端治療を行っているのが「世田谷リウマチ膠原病クリニック」です。 リウマチ・神経内科・漢方の専門医やリウマチケア専門の看護師など、リウマチ治療のプロが患者に合ったオーダーメイドの治療に当たっています。 本連載では統括院長である吉田智彦氏に、クリニック開設までの経緯や今後の展望などについて伺いました。 (記事内容は2012年取材日時点のものです) ― 基本情報 ― 世田谷リウマチ膠原病クリニック 新宿本院 住所:〒151-0053 東京都渋谷区 代々木2-10-8ケイアイ新宿ビル8F 電話番号:03-3370-5100 診療内容:リウマチ科、膠原病、一般内科等

【世界最多の人工感覚臓器】名医に聞く今知るべき人工内耳

― 2023年10月21日より順次公開 ―

1000人に1人が難聴を抱えて生まれてくるということは、その多さの割に知られていません。難聴者はろう者の学校に通い、幼い頃から健常者と交わることが少ないこともその一因と考えられます。30年前まで重度の難聴に対する外科的な対処法が存在しなかった日本では、ろう者のコミュニケーションは手話や口話に限定され、社会に参加しにくい時代が長くありました。

しかし人工内耳が日本に導入されたことで状況は変わりました。重度の難聴者が音のない世界から、文章を聞き取れる時代へと変わったのです。その後デバイスの発達やノウハウの蓄積を経て、現在では文章の80~90%を聞き取れるまでに進歩しました。電話による会話も可能になった難聴者もたくさんいます。

今回お話を伺った熊川孝三先生は、日本で初めてとなる人工内耳の手術現場に立って以来、日本における人工内耳の研究と臨床を牽引されてきた名医です。世界で初めて人工内耳を開発したオーストラリアのクラーク教授のもとで学び、現在に至るまで非常に多くの症例を担当されてきました。本連載ではわが国の人工内耳の歴史を俯瞰できる熊川先生に、人工内耳の現状と展望を伺いました。

― 基本情報 ―

熊川孝三先生は、1985年に行われた日本で初めてとなる多チャンネル人工内耳の手術現場に立って以来、日本における人工内耳を始めとする人工聴覚臓器の研究と臨床を牽引されてきた名医です。本連載では今知るべき人工内耳の詳細と最新タイプ、効果と問題点をお伝えします。最終記事では、遺伝子検査の重要性という視点で最新の治療戦略を伺いました。

赤坂虎の門クリニック 所在地:東京都港区赤坂一丁目8番1号赤坂インターシティAIR 地下1階 TEL:03-3583-8080

【TMS療法、自由診療の現場から】エビデンスを読み解けば効果の高さがわかる

― 2023年9月30日から順次公開 ―

企業嘱託産業医を経て2017年に医療法人社団こころみを立ち上げ、現在首都圏で7つのクリニックを経営されている大澤先生。特にTMS療法で日本随一の症例数を誇る東京横浜TMSクリニックは、有効性と安全性の高いTMS療法を届けるためにエビデンスの蓄積と情報発信を続けてきました。本記事ではそんな自由診療の現場から、各種疾患への臨床成績と臨床実感をお聞きしました。

― 基本情報 ―

【医療法人社団こころみ】 東京横浜TMSクリニックHP:https://www.tokyo-yokohama-tms-cl.jp/

こころみクリニックホームページ:https://cocoromi-mental.jp

【再生医療普及のために】良質な細胞を作り、届ける

― 2023年7月22日より順次公開 ― 自然には再生できない組織を再生させ、機能を回復させることを目指す再生医療。今回は、再生医療に必要不可欠な細胞加工物を製造・保管・輸送し、さらには再生医療支援事業を行うセルバンク社に取材しました。 【会社の基本情報】 会社名:株式会社セルバンク ホームページ:https://cellbank.co.jp/ 所在地:東京都中央区勝どき1丁目13-1 イヌイビル・カチドキ 3F TEL:03-5547-0207 / FAX:03-5547-0208 事業内容:特定細胞加工物製造事業、細胞保管事業、再生医療支援事業

【うつ病治療の切り札】有効かつ副作用の少ない治療法、rTMS療法という選択肢

― 2023年8月5日より順次公開 ― 脳に磁場をかけて精神疾患の症状を緩和する驚きの医療、rTMS療法。2019年にうつ病への保険適用となり、双極性障害にも先進医療として承認されました。本連載では、日本のrTMS療法において第一線に立つ鬼頭伸輔先生にお話を伺い、有用性、現状と展望を伺いました。 ― 基本情報 ― rTMS専門外来 | NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター 所在地:〒187-8551 東京都小平市小川東町4-1-1 TEL:042-341-2711

【在宅医療経営】患者さんも医療従事者も幸せになる在宅医療

― 2023年10月19日から順次公開 ― 医療法人社団悠翔会は、佐々木淳氏が32歳の2006年に、数人の仲間と共に理想の在宅医療の実現を目指して開業しました。 現在は機能強化型在宅療養支援診療所を11拠点、49名の医師・歯科医師、39名の看護師、多職種を含む全従業員205名を擁する、首都圏で最大規模の在宅医療チームとなっています。 佐々木氏は在宅医療の機能分化を進め、2012年からは休日・夜間専従医師による当直システムの運用を開始。現在は地域の在宅療養支援診療所に対しても休日・夜間対応の支援を行い、その患者数だけでも7000人にも及びます。 本連載では佐々木氏に、在宅医療の意義ややりがい、理想の制度、悠翔会の取り組み等について語っていただきました。 (記事内容は2019年取材日時点のものです) ― 基本情報 ー 医療法人社団悠翔会 住所:〒105-0004 東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 7F 電話番号:03-3289-0606(代表) 運営医療機関:24カ所(2023年6月現在、東京都:8カ所、埼玉県:5カ所、千葉県:3カ所、神奈川県:4カ所、愛知県:1カ所、鹿児島県:1カ所、沖縄県:2カ所)

病院・診療所を買って経営者になろう!

「病院や診療所を買って経営者になりたい!」という勤務医の方々に向け、病院や診療所の買い方や見極めのポイントに至るまで、情報を余すところなく発信します。 私たちfundbookヘルスケアチームは、これまで200件以上の「病院・クリニックM&A」を成功に導いた医療M&Aの専門家です。ご関心や質問があれば、いつでもご連絡ください。

精神科医が在宅医療・認知症に関わる意義とは

― 2023年7月21日より順次公開 ― 北田志郎氏は、在宅医療のサービスモデル「GP‒精神科医‒多職種訪問チームモデル」を構築し、認知症をはじめとした慢性疾患の在宅主治医として活動しています。また、精神科および東洋医学のコンサルタントとして、臨床で心身統合的アプローチを実践。 「在宅医療に精神科医が関わることの意義は決して少なくないと思います。さらには、精神科医ではない先生たちが、優れた技術で多くの認知症患者を診察している事に衝撃を受けました。」と語る。 本連載では、そんな北田氏に、精神科医として在宅医療や認知症に関わる意義について伺いました。

独自のAIUモデルで在宅医療が抱える課題を解決する

在宅医療クリニックの大規模化と多拠点化を目指す医療法人あい友会は「出会いのキセキをいつくしむ」を理念とし、在宅医療の患者さんとそれを支える家族に包括的な医療支援を行っています。 同法人は機能強化型在宅療養支援診療所の基準を上回るAIUモデル(アイユウモデル・大型訪問診療モデル)を構築。これまで群馬県太田市、同前橋市、山形県三川町の3か所での在宅医療に取り組み、さらにAIUモデルの全国展開を視野に入れ、2023年には神奈川県逗子市に新規開設を控えています。 本連載では「患者さんに高品質な在宅医療を提供するとともに、働く全職員が持てる能力を十分に発揮し、さらなる成長と向上により、より充実した人生を送れる高水準な環境と収入を確保することがミッションです。」と語る野末睦理事長にインタビューを行いました。 (取材・編集 絹川康夫 構成 坂本諒)

在宅のホスピス緩和ケアで、 安心して看取りができる地域づくりを目指す

著書の『病院で死ぬということ』は、日本におけるホスピス運動を語るうえでは欠かせない名著です。在宅医療に携わる医師の中には、この本から影響を受けたという医師も多くいます。 山崎章郎氏は、南極調査船の船医として乗船していた時に読んだ、キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』から大きな触発を受け、当時の病院で行われていた終末期医療に対し、死にゆく人に向けた本当のケアとは何かと疑問を持ちました。そして、当時は終末期がん患者にも例外なく行われていた蘇生術を止めることと、タブーとされていた癌の告知を行うことに踏み切ります。 「最期まで自分らしく生きることを可能にするのが緩和ケアです。」と語る山崎氏の、在宅ホスピス緩和ケアにたどり着くまでの軌跡と、氏が目指している「安心して看取りができる地域づくり」について語っていただきました。

【対談】地域医療の中核となるかかりつけ医を養成

― 2023年8月28日より順次公開 ― 地域の『かかりつけ医』として外来診療と在宅医療に40年以上取り組んできた西嶋公子医師は、「日本の地域医療は『かかりつけ医』を中核とし、病院・診療所・薬局・福祉・介護関係者・住民等が連携・協働するシステムをつくり、地域完結型を目指すしかない。」と訴えます。 本連載では、新宿で長年在宅医療に取り組んできた英裕雄(はなぶさ ひろお)医師がホストとなり、日本の地域医療の在り方や、地域包括ケアの中核となる『かかりつけ医』に求められる資質について西嶋医師に語っていただきました。 ― 基本情報 ー ■クリニック名:西嶋医院 ホームページ:https://danke.jp/nishijima_iin/ 住所:東京都町田市成瀬台3-8-18 1F 電話番号/FAX:042-726-7871/042-726-6452 診療内容:内科・小児科・在宅支援診療 ■クリニック名:新宿ヒロクリニック ホームページ:www.hiro-clinic.com/ 住所:東京都新宿区大久保2-11-15大林ビル1・2階 電話番号:03-5272-5600 診療内容:在宅医療・訪問診療・外来診療

【専門家が分かりやすく解説】クリニック開業Plus

オンライン診療・在宅医療・診療報酬などクリニック運営を取り巻く環境は変化しています。本連載では、開業医もしくはこれから開業する医師へ向けて、最新の医療制度や業界動向について専門家に解説していただきます。

クリニック経営は開業場所で決まる。立地選びの大原則

クリニック激戦区の新宿にて新宿駅前クリニック開業している蓮池林太郎氏による、ドクタージャーナル連載第2弾。 開業コンサルタントとしても活動の場を広げている経験をもとに、クリニック経営を始めるうえで欠かせない「立地」をテーマにした記事を寄稿いただきました。多角的な視点から、開業前に知っておきたい立地にまつわる情報をご紹介していきます。

医療現場で支持されているサービス特集

様々な電子機器やサービスによって支えられている高度な医療。本連載では、そんな医療の現場で支持されている電子機器やサービスについて、どのように活用しているのか医師たちに本音で語っていただきました。

医療を未来へつなぐために「今日からはじめる事業承継」

事業承継と聞くと、引退を迫られているようで前向きになれなかったり、何から着手すればよいのか分からなかったりで悩みや不安を抱えている方も多いと思います。本連載では「今日からはじめる事業承継」と題して、院長が抱える事業承継への不安を1つでも解消し、笑顔で事業承継を終えるために役立つ記事を発信していきます。

開業応援コラム~クリニック経営の入り口~

本連載は、開業医の方々の支援を目的としたコラムです。これから独立を考えている、あるいはクリニックを開業したばかりの医師の方々に向けて、クリニック経営に関するお役立ち情報を発信していきます。開業準備や医療設備、人事関係、集患など、コラムによってテーマはさまざまなので、ぜひ参考にしてください。

業界主要プレイヤーがリレー形式で語る電子カルテの本当の選び方

多くの先生方が1日の中で最も長い時間触れられるクリニックにある機器といえば「電子カルテ」ではないでしょうか。現在はありとあらゆる種類の電子カルテが登場しています。 一方、選択肢が多くなったことで電子カルテ選びが複雑になったことも事実かと思います。 本連載では「これから電子カルテの導入を考えている先生」や「すでに電子カルテを使われている先生」あるいは「先生に代わって電子カルテの入力をされているクラークさん」に向けて、電子カルテメーカーを取り扱っている各社からそれぞれの会社の特長、思いなどをリレー形式でご提供致します。(PHCメディコム株式会社 小川誠一郎)

人気クリニック経営者・蓮池林太郎のネット集患テクニック

新宿で高い人気を誇る「信頼と実績」のクリニックを経営するカリスマ院長が、自らの実体験をもとにクリニック経営のノウハウをご紹介。 クリニックを開業するにあたって重要な立地選び、ネット広告、接遇マナー、採用・教育など、今の時代に即した経営戦略をお伝えします。

開業医のためのWEBマーケティング講座

街のクリニックにとって「どうやって、患者さんにクリニックにきてもらうか」ということは重要な経営課題だ。 本連載ではネット広告をリードするサイバーエージェントより生まれたMicroAd(マイクロアド)にて位置情報データを利用したクリニック特化型広告サービスCliNearの事業責任者を務める甲斐雄太さんにマーケティングの基本知識について伺った。(全4回)

患者さんや家族のQOLを高めることが認知症の実践医療

病理学研究、神経内科医、リハビリテーション医と特異な経歴を有し、30年以上にわたる認知症医療で、多くの臨床経験を積んできた認知症専門医で群馬大学名誉教授の山口晴保氏は、特に認知症医療の薬物療法における医師のエビデンス信奉に警鐘を鳴らす。 新著の「紙とペンでできる認知症診療術 - 笑顔の生活を支えよう」では、目の前の患者・家族の困難に立ち向かう認知症の実践医療を解説し、あらゆる分野の医師に認知症の診断術を理解・習得して欲しいと訴える。

日本の不妊治療を切り拓く杉山力一氏の歩み

世界で通用する国内トップクラスの技術力を誇る杉山産婦人科グループ。その院長として、不妊治療を中心に医療の発展・充実のため尽力しているのが杉山力一氏です。 60年以上続く杉山産婦人科の2代目院長である杉山力一氏は、女性の割合が高い産婦人科医の中、診療に限らず出版や講演、アプリ開発など多方面に活躍しています。専門分野である体外受精を始め、新しいことを進んで取り入れながら精力的に活動している男性医師です。そんな杉山力一氏に、杉山産婦人科グループについてや出産・不妊治療に対する考えを伺いました。 第1回目の連載では杉山力一氏のこれまでの経験や開業経緯を中心に。 第2回目は生殖医療科を始めとした杉山産婦人科の特徴について。 第3回目は不妊治療の現状とそれに対する杉山力一氏の考えをテーマにしています。 本連載は、日本有数の産婦人科へと導いた不妊治療の名医・杉山力一氏を独自取材したドクタージャーナルオリジナルの内容です。

NPO法人を設立し、アレルギー・呼吸器疾患の予防および診断・治療の普及に取り組む

NPO法人東京アレルギー・呼吸器疾患研究所の常任理事、副所長の渡邉直人医師によるアレルギー・呼吸器疾患の予防および診断・治療の普及に関する連載。 渡邉直人氏はアレルギー呼吸器科の専門医として、4箇所の医療機関に勤務している。 気管支喘息(以下、喘息)やアレルギー疾患が専門分野で、薬剤アレルギー、食物アレルギー他、各種アレルギー疾患の診療に携わるエキスパート。喘息やCOPDの臨床診療をはじめ、アレルギー疾患に対する免疫療法(減感作療法など)も行っている。勤務先の蔵前内科クリニックでは、肺癌や難治性の呼吸器感染症に対してNK細胞を利用した免疫療法も実施。 今後はアレルギー疾患に対する禁煙活動(ブルーリボン)を推進し、一般臨床医に適した喘息の治療指針を提唱していく構想を練っている。

しなやかさと力強さで創る認知症になってもだいじょうぶな社会

藤田和子さんがサインをするときに書くことばとは、「笑顔を忘れず歩んでいこう♡」 「すべての認知症の本人とその周りでともに歩む人が、笑顔でいられる社会をみなさんとともに創っていきたい」というメッセージである。 どうすれば「認知症になってもだいじょうぶ」であることが可能になるか。その答えが、著者が渾身を込めて綴った本書に描かれている。 5月28日に東京で開催された出版記念会では、しなやかで力強い著者の話が聞けた。  (全2回) ― 株式会社メディア・ケアプラス 松嶋 薫 ― (『ドクタージャーナル Vol.23』より 構成:絹川康夫, デザイン:坂本諒)